第七話 病ンデナイの試練
1月20日(木)
「えあち、急にごめん。ちょっとお願いしたいことあるんだけど。」
「え?やん急にどうしたの?えあちょっと今日なかむらと遊ぶから忙しいんだよね~」
「いや、なかむらなんかよりずっと大事なこと!マオさんにどうにか酒を飲むのをやめてほしいんだけど、淡麗飲まないようにできるシステムを構築したいんだけど、何かいい案ない?」
「う~ん、まだちょっと見えてきてないけど、概要はちょっと聞いてるよ~!えあもちょっと考えるね~」
えあちは今日なかむらと遊んでるんか。やっぱあいつら双子すぎん?
なんかいい案でてくるといいけど。何かあるかな~。
「さっきなかむらとも話したんだけど、淡麗のんだら酒寝の人と入れ替えるようなシステムを作成すればいいかな~って。」
「は?なんそれ」
「いや~なんか面白そうじゃん~!なかむらも入れ替わってみたいって言ってるし~」
それなかむらの勝手やん。まじ腑に落ちんのやけど。
でも淡麗で入れ替わるって結構シンプルでいいかも。難しいけどプログラム書けそうだし。
仕事の一環だと思ってやってみるか~
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いや、これ結構むずくね?
データベースとかの知識も使わないといけないし、プログラムだけで片付く話じゃないな。
もうちょっと頑張ってみて、えあちに確認してもらうか。アイツなんでも知ってそうだし。
結局結構な時間作業して苦労して作成したプログラムでも、うまく機能しなかった。
えあちに見てもらって、たくさん修正して完成したプログラム。
僕ってなんて天才なんだろ。
えあちはもっと天才だけど。
こうして出来上がったプログラムは早速テストすることにした。
プシュッーーーー
「おお~!入れ替わってる!」
「うわ~すごいね~」
「これならいけそうじゃない?やっと完成かな~」
いや、もう本当これ疲れた、、、仕事より頭使ったんじゃね?
これでマオさんの肝臓の負担少なくできるといいんだけど。
「じゃああとはリリース日やな。まあどこって決まってるわけでもないし、好きなところでええんちゃう?」
「たしかに。じゃあ適当にホワイトデーくらいでいいんじゃね?」
「3月14日な。オッケー。最終確認だけして当日リリースするわ。」
「酒寝のみんなにはえあちから伝えておくね~!自然な感じにした方がいいからその部分も考えておくね~」
「ありがとうえあち、さすがやな。まああとはみんなよろしく。絶対にマオにはばらすなよ。わかったな」
「「「はーい」」」
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